第16話 その日、機動六課(前編)
『公開意見陳述会前日』
いよいよ明日に迫った陳述会、はやて達にとっては運命の日とも言える日
世界的に注目が集まるイベントなので当然警戒は厳重に、そして機動六課からも現場警備に向かいます
なのは、ヴィータ、リイン、フォワード4人が先行して警備にあたり残りのメンバーが時間を空けて合流するといったシフト
その為先行組は仮眠十分でハッスルハッスル、ってかエリオとキャロって夜勤出来たのか?
いくら訓練してて普通の魔導師より強いと言っても中身はまだ子供なんだし無理はしてほしくないが…そこは仕方がないか…
『あれ?母さんからだ…』
ヴィヴィオを部屋まで連れて行った所でフェイト宛てにリンディさんから通信が…
え?リンディさん若っ!?StSの頃じゃもう30代のはず…下手したら40…(ここから先は大量の血に塗れて読めなくなっている)
『リンディさん可愛くね!?』
はっ!?いったい何が…確か背後から襲われてその後意識がなくなった気が…
そうそうリンディさん、顔を赤くしたりそわそわしたりする姿がいちいち可愛くて仕方がありませんこんちくしょー
本当に孫がいる歳ですかあなたh(ここから先は大量の血に――
『陳述会会場(地上本部)での厳戒態勢』
開始は翌日であるにも関わらずえらい警戒が厳重です
でもこれってカリムの「占い」で大変な事になるから厳重にされた訳じゃないんですよねきっと、これが普通なんでしょう
今の所問題はなし、警備にあたっているなのは達も緊張感のある中で割とリラックスしています
まぁ常に緊張しっぱなしは色々な面で良くないですからね、適度にリラックスリラックス
『ヘリ内で待機する男を訪れる女』
お茶の差し入れを持ったから届に来たとティアナは言っていますがこれは口実でしかありません
実の所はヴァイスと2人で話しあうきっかけがほしかったのでベタな方法で近付いてきました
そして話の内容はヴァイスの過去へと向けられます、ティアナは調べてしまった
ヴァイスは以前まではエース級魔導師である事を
本人は否定していますが「狙撃手」というポジションにおいては優秀極まりない男だったヴァイス
ティアナが訓練していた時に何度も声をかけて助言してきた伏線がここで活かされてきましたね、伏線回収はこの後ですけど
ヴァイスは内心自分みたいに間違った道に進んでほしくなかったのでしょうね
「ミスショットで泣く事になる」という発言は正に過去の自分自身でありますし
ヴァイスや他の人達の助けのおかげでティアナは今の所「間違った道」には進んでいないですが…
『内部警備の時デバイスは持ち込めないそうだからレイジングハート預かっててくれる?』
日が昇り始めた頃、なのはさんは内部警備に以降
しかし中での警備はデバイス持ち込み禁止という…
あれ?それって魔導師が中に入って警備する意味なくね?というか魔導師に警備させるのにデバイス持ち込み不可にする理由が分からない
デバイスがなくても魔法は使えますけどあるのとないのとでは使い勝手や便利さがダンチです
ここら辺はもうちょっと理由の追及をしてほしかった…
でも実はこの後のシーンで内部警備にあたっているであろう局員達はデバイスを持ってるんですよね(はやて、フェイト、シグナムがやってきた場面)
中に何人もの局員がうろうろしているから地上本部だと思ったんだけど違うのかな?カリムとシャッハもいたし…ほんと分からん
『王様とゆかいな仲間達』
劇場版のCMにまさかのマテリアルズが登場
これはちょっとしたサプライズ、驚かされました
王もシュテルもレヴィもちゃんと演じ分けされててオリジナルの御三家とはまた違ったイメージがありますね
というかマテ子達がTVに出演したのって実は初めて?(GODのCMは基本的になのはさん(幼)とヴィヴィオがやってたので)
王「リーリカルマジカル!我は頑張らぬ!貴様達が頑張れ!」
さすが王です、王様っぷりはパネェッス!
やっぱりいいなぁマテ子、もっと活躍する場が欲しい
『ひとまず何も起こらなそうな気配ですが…』
陳述会が始まり周囲の警戒もより強まりました、心なしか空も薄暗くなっており嫌な気分を醸し出しています
そんな中でのエリオの発言、エリオよ…それは何か起こるフラグだ
さて、周囲の警戒をするエリオとキャロを置いて念話でなのはと会話をするヴィータ副隊長
副隊長の不安は「誰が何故管理局を攻撃するのか」という事
内部犯の可能性は限りなく低い、これはヴェロッサが調査をした中での判断
となると外部からの攻撃になる訳ですが目的が見つかりません
敵が管理局に喧嘩を売って何のメリットになるのか
陸も海も含めれば超巨大組織、そこに表だって喧嘩を売るのは余程の自信家か相当の馬鹿か
スカリエッティはきっと両者でしょうね
『ギンガはどこに?→地下エントランスに報告に行ってくれてます』
あかんギンガ、それフラグや…それもヤバい方の
団体行動中の時に1人が別行動を取るとその人は殺されるというのはホラー系映画のお約束ですね
『離れたお空から監視中のゼストの旦那』
作戦決行はもうすぐ、それまではウインドウを展開しレジアス中将の演説を見ています
これ旧友が今どれだけの事をしているのか純粋に気になったのでしょうね旦那
というか普通に見れるのかこれ
普段はルーテシアに同行するアギトも今回ばかりはゼストに同行
ルーテシアはガリューやらインゼクト達がいますので安心
でもゼストは1人だから心配だ
というのがアギトの心情、凄く保護者的な思考の持ち主です
実際はゼストがアギトの保護者なんですけどね
『さぁ…祭りの始まりだ!』
スカリエッティは心底楽しそうで笑い声を抑える事が出来ません
世界をひっくり返す、それが今回のテロの目的です
しかもこの時のスカリエッティの発言で管理局がスカリエッティ側のスポンサーであるという事が暴露されてしまいました
実にサラッと言いましたよこの人、しかもスポンサー相手にテロ起こしてヒャッハーするなんて…
スカリエッティにしてみたら今までの自分の研究成果を存分に世間に知らしめたいというのもあったので今回のテロは正にうってつけ、そりゃテンションも上がりますよ
戦闘機人+ルーテシア達の準備は完了
スカ「さぁ…始めよう!」
『テロ開始』
長女であるウーノがISの鍵盤を弾いた瞬間からミッションは始まりました
ナンバーズ達による管理局への一斉攻撃
ちなみにウーノが鍵盤を演奏するかの様に軽快に弾きまくってるけどこれ何気に指の動きがBGMと合ってるんですよね
ナンバーズ達がテロを行っているというのがよく伝わってくるいい演出だと思います
『ウーノとクアットロのお仕事』
まずウーノとクアットロのISで地上本部のセキュリティ関係を掌握、手中に収めて抵抗出来なくする
これは作戦としては常套手段というか当たり前の戦術ですね
でもこれをされた管理局は予期せぬ事態に取り乱し過ぎだろ…どれだけテンパってんねん、ある程度シミュレートしてなかったのだろうか?
『セインのお仕事』
次にセインがディープダイバーで音もなく侵入しこっそり爆薬投下
戦闘向けではないセインでもこういう役割りは強い、というか専売特許
誰も天井からこっそり爆弾投下するとか予想しないもんなぁ…やっぱりセインのIS・ディープダイバーは突然変異で生まれたレアスキルなだけに応用力高ぇ…
ちなみにこの時投下された爆薬は速攻性のある麻痺系の煙だった様で中にいた全員速攻でぶっ倒れました、密閉空間だから効果出るの早いわぁ
これで地上本部の作戦指揮の要となる司令部は陥落、早い…早すぎるよ管理局!
『チンクのお仕事』
次のナンバーズはチンク、さりげなく今回初登場で出番少ないです
中の人は我らがエリオと同じ井上麻里奈氏
やっぱりこの人は声の演じ分けが上手い、エリオともウェンディとも違うタイプのキャラを演じきっておられる
チンクの役割は建物内部にあるものの破壊
クアットロの発言から察するにチンクが破壊したのは防壁を維持している、又は防壁を作るのに必要なエネルギーを供給する部分だった様です
この様に対象が動かず、巨大なものである程チンクのISが有効に働きますね
「面」での破壊は正に姉妹随一(ディエチのISは面というより一点貫通みたいなイメージがありますし)
一瞬で辺りは火の海になりました、これでこの16話でのチンクの出番は終わり、17話に続きます
『ルーテシアのお仕事』
そして防壁が弱体化した事でルーテシアが大量のガジェットを遠隔召喚
ガジェット戦において戦闘経験が少ない一般の魔導師ではどうする事も出来ません
AMFもいつもより余計に展開されているので文字通り手も足も出ない状況
でも警備にあたってた魔導師達ガジェットが目の前に現れただけで一目散に逃げ出すのはどうよ?
『ディエチのお仕事』
遠く離れた場所からディエチが狙い撃つぜ!
発射したのは「エアゾルジェル」と呼ばれる着弾と同時に周囲にガスをまき散らすタイプの弾薬
このガスはセインが投下した爆薬と同じく周囲の人間を麻痺させて行動不能にする効果があります
ただ破壊するのではなく人間の行動不能にする所がミソですね
これで動けなくなった人間はより恐怖に襲われる事でしょう、中々にえげつない…
あとディエチがカノンを撃つ時にチラッと見えた意外に大きな胸とか張りのあるお尻とか16話の中で唯一の眼福でした、ありがとうございます!
『地上本部の防衛は鉄壁だ、侵入出来る者などおらん(キリッ!)』
などとドヤ顔で独り言呟いたレジアス中将、クアットロにしっかりと聞かれてしまいました、これは恥ずかしい
しかもクアットロは侵入する必要も無しと一蹴
「囲んで無力化すればOK」と言っている様に本当に袋の鼠状態ですね
実際に「地上本部の中には」侵入してませんし、ここでの目的はあくまでスバルとギンガの2人だけで(この2人は地上本部の外で警備してる)
ってか中将、ドヤ顔で言ったけど散々な目に会いましたよ?これどう落とし前付けるつもりですか?
『閉じ込められたか!?』
クアットロの言う通り囲んで無力化するというのがこれです
最初に司令塔を落とした理由の一つがこれですね、地上本部のセキリュティを手中に収めて防衛用シャッターなどを勝手に下ろして閉じ込める
その上でいつもより余計にAMF濃度を高めて展開すれば魔導師は何も出来ません
シグナムですら魔力結合出来ないと言っているのだからその濃度はハンパないものであると予想出来ます
でもねはやて?確かに追い詰められた状況だけどね?
「やられた…」って発言はどうかと思うよ?
カリムの占いによって管理局の壊滅の未来が予言されてたんだからせめてこれくらいの予測は立てていてほしかった
どうして「閉じ込められてAMF展開される」という予測出来なかったんや…
『トーレとセッテのお仕事』
地上本部の外の空ではトーレとセッテが待機中
ここでセッテも初登場、顔見せは先週既にしていましたがその時は意識がない状態でしたので普通に目覚めて普通に喋ってる姿はこれが初めてとなります
トーレが教育係を務めただけあってSランク魔導師並の力を持つセッテは単体で管理局魔導師の数小隊ともやりあう力を持っている
これにトーレが加わればマジで無敵モード
しかし2人が「「アクション!!!」」と言った瞬間高速移動してビュンビュン飛びまわりながら空の向こうで爆発が起きる
という一連の動きが綺麗すぎる…ここの作画思わず見惚れちゃいました
高速戦闘の描写って見ていてマジで惚れ惚れしちゃいますよね!
『ヴィータ・リイン・フォワード4人現場に急行中』
その間に地上本部そうとうボコボコにされてますね、これヴィータ達が遅いのか?それともナンバーズ達の動きが早すぎて追いつけなかったレベルなのか?
個人的には後者だと思いたい
通信も繋がらない、念話も繋がらない状況ではヴィータが現状を把握して指示を出さなければなりません
そして更に追撃という形でゼストとアギトが飛来
その戦力は個人でオーバーSという化け物レベル
必然的に役割が決まってしまいました、ゼストの相手をヴィータがして中にいる隊長達にデバイスを届けるのがフォワードの役目
というか空から向かってくる敵を迎撃するのにヴィータじゃないと無理ですよね、ただでさえオーバーSなんですし
『中にいるなのはさんとフェイト、出動!』
さすがにじっとしている事が出来なかったなのはさん、フェイトさんを連れて出動します
エレベーターの扉を無理矢理こじ開けてそのワイヤーを掴んでレスキュー隊よろしく滑り降りるというなんとも無茶な芸当
一応これも陸士訓練校で習っていた様で…凄いな訓練校、こういう時の為の芸当もちゃんと教えているなんて…
ってか相当スピード出てるぞこれ…なのはさんが予め合流ポイントを指示してあったおかげでスバル達が地下に向かう事は予測済み
なので目的地は地下なのですが…このスピード感パネェ…でも途中停車してあるエレベーターがあったら激突ですよね…(ガタガタ)
『警告と同時に威嚇攻撃』
個人識別コードが確認出来ない〜というリインの発言
そりゃゼストは元々故人ですし確認取れないでしょう、だからと言っていきなり先制攻撃するとは…警戒するのは当然ですけどね
ヴィータの攻撃にアギトが急遽ユニゾンしてスーパーミッド人ゼストが誕生
ヴィータとゼスト、2人の戦いが今始まる!
『ノーヴェとウェンディのお仕事』
地下を目指すフォワード陣に迫りくる戦闘機人
挨拶もなしにいきなり蹴りをぶち込んだノーヴェはここで初めて素顔が明るく映し出されました(今までは影が入ってた、意味ないけど)
蹴りを食らう直前スバルはノーヴェの顔を見ますがここで驚いていたのは自分と同じ顔をしているからでしょうか?
敵が戦闘機人である事は分かっていた事ですし驚く理由はそれしかない
スバルがぶっ飛ばされ残りの3人はウェンディが射撃を構えていて動くに動けません
猪突猛進型のノーヴェに対し余裕ぶってるウェンディ、面白いコンビですね
スバルとエリオのコピーとは思えません
いきなり追い詰められる形となったフォワード陣、今までの訓練の成果を見せられるのか?果たして現状を打開出来るのか?待て次回!
『機動六課に危機が迫る!』
スカリエッティ達の真の狙いはスバル、ギンガ、そしてヴィヴィオとレリックの確保
地上本部を襲ったのはテロという意味もありますがその裏でスバルとギンガを拉致するのが目的だった
そしてもう一つ、ヴィヴィオは六課(の寮)でお留守番をしている為そこを狙われてしまいます
というか機動六課側これ凄くピンチですよ
隊長副隊長フォワード陣全員出払っていて六課は戦力がザフィーラとシャマルしか残っていません
しかもシャマルはバックスですので純粋な戦力はザフィーラのみという事に…
戦力が手薄になった所を攻める、これも立派な兵法の一つ
しかし絶望感がパネェ…
部隊長がいない間はグリフィス補佐官が臨時で指揮を取っています
一応待機していた部隊がいる様ですが正直どれだけあてに出来るものやら…
近隣の部隊に応援を要請してますけどこっちにくる余裕あるなら地上本部の応援に向かうんじゃないかなぁ?
『バックヤードスタッフ!避難急いで下さい!』
六課寮は隊舎のすぐ傍にある為アイナさん達にも危険が及ぶ可能性があります
なので大急ぎで避難中、ザフィーラは元々ヴィヴィオの護衛担当なのでしっかりと傍についていてあげてますね
この時ばかりは頼もしいと思いましたよザフィーラ
さて、待ちに待った急展開!前後編の前編!
とうとうナンバーズが前面に出てきましたね、その活躍だけで大満足ですよ、勿論来週も期待しています
ただ16話を見れば見る程管理局側のダメダメっぷりが浮き出てきて…
地上本部も警戒していたのにあっさり陥落されちゃうし…
ドヤ顔で中将は構えてたのにあっさり壊滅しちゃうし…
何も出来ずにやられちゃう武装局員達…
本当に管理局にミッドチルダの安全任せて大丈夫か?と問い詰めたくなる程の弱さでした
ナンバーズ達が何枚も上手(うわて)だったのもあるでしょうがそれにしたってもっと抵抗する描写を見せてほしかった…
すぐに逃げ出す局員とか描写されると管理局の弱さが強く印象に残っちゃって…
次回17話は中編のヤマ場とも言える最重要回
完全敗北する管理局及び機動六課、果たして結末は!?
という感じで来週を心待ちにしている所存であります