【Vivid Strike!】#12 繋いだ手の中で
放送終了から1ヵ月経ってしまいましたが…
こうして最終話を見ていると本当におしまいなんだと実感してしまいます
個人的には続きをやってほしくはありますが果たして続くのでしょうか(BD収録のOVA2話分はありますが)
■激戦の翌朝
フーカが目覚めたのはホテルアルピーノの一室
リンネと同じ部屋で寝かされた様で目を覚ましたら隣のベッドにはリンネが眠っていました
恐らく試合終了の時点で意識をなくしていたのでしょうから相当疲れていたんですね
そりゃあれだけの試合を繰り広げたのなら当然でしょう
そして寝ぼけてベッドから転げ落ちるウーラの癒しっぷりは実にいいですね
■プロ仕様の安全フィールド
ルーテシアとファビアが作った安全フィールドはどんだけ強力な攻撃を受けてもバトル後はダメージが残らないという
にも関わらず終盤リンネが放ったパンチはそれすらぶち抜いてフーカの歯をへし折る威力が出ていました
これはひとえにリンネの鍛え抜かれた身体能力が成せるものでしょうね
ルーテシアとファビアはこの時心底驚いていましたし
■王者アインハルト調整中
アインハルトのスパーリングパートナーとしてジークが参戦
U15とU19王者が同時にスパーリングとか普通に金取れるレベルの試合じゃないかこれ
更にセコンドとしてルーテシア、ハリー、ヴィクター、エルスとトップファイター達が勢揃い
これはかなり贅沢な合宿だなぁ…
ナカジマジムとは縁がない選手から見れば相当羨ましいに違いない
■すっかり憑き物が落ちた師弟
フーカと戦ったリンネも、今回の一件があったジルも
お互いがお互いを理解し合う本当の意味での気持ちが繋がった瞬間でもあります
ここでリンネが打ち明けた試合を楽しむ言葉にジルは思わず涙しますがそれはジルが与えられなかった感情でもあるので
試合の楽しさを教えずただひたすら勝利のみを目指してきた中でリンネは自分で格闘技の面白さを理解した
これは今までジルの教えしか受けていなかったリンネが初めてジルの教え以外で学んだ事
思わず抱き着いてしまう程感極まったジルもまた変わりました
これからは間違った道には進まないで正しく進む事でしょう
リンネとジルの物語は一旦『終了』し、また新しく『始まる』第一歩です
■王者同士のスパーリング
現時点で最強王者同士のガチのスパーはマジで衝撃が凄い
フーカとリンネが出してたのとは比較にならないエフェクトがマシマシです
あくまで練習相手なのでお互い本気を出している訳じゃないみたいですがそれでも普通じゃない光景すぎて
それでもジークがかなり息が上がってるレベルにまでアインハルトが成長してるって事なんですよねここ
(かつてのインターミドルでの試合はジークの一方的な試合すぎてジークは息一つ乱さず勝ってますし)
■『私の練習を見るのは禁止です、私はあなたの試合を見ましたけどね!』
という実に理不尽な師匠命令
内心弟子の成長速度の速さに焦っているのか大人げない命令ですね
これに何の疑問も持たずに応じる弟子も弟子ですが
■2人だけのお茶会
実はフーカとリンネに関係のある人達に配信されていた試合
そう言えば試合開始前にファビアがネット中継の接続準備をやっていましたね
でも中継されていたのがかなり多く
「2人が出身した孤児院」「ベルリネッタ夫妻」「リンネの通う学校」「フーカの元バイト先の運送業者」「2人が試合した選手達」
と、送られてきた写真も相当数存在しています
孤児院はよく見るとフーカリンネより年上の少女もいますね、更にはまだ赤ん坊もいます
いったいどれだけの子供がこの孤児院に預けられたのでしょう…もしかして皆親無しなのか
写真から分かりますがどの子も元気で優しそうな子達ばかりですね
孤児院の先生の教育が良かった賜物でしょうか
8位の人やリンネが精神口撃で泣かせた選手、フーカが3パンでぶちのめした選手
その子達にも中継を送っていたのですが相手はどう思っているんだろう…
相手選手からすれば一度戦っただけの相手でその後の交流もないしそれだけのはずなのに
運送会社の社長はフーカがちゃんと職を見つけて働いている事に安心しているらしい
この人は1話の時も思ったけどやっぱりいい人すぎる
本来辞めたバイトの事なんて気に掛ける余裕ないだろうにその後の事も気にかけてくれるなんて…
■繋いだ手の中で
昔と同じ優しいリンネに戻ってくれた事が嬉しくて思わず涙するフーカ
これはフーカがずっと願っていた事でもありこの瞬間の為に格闘技を始めたと言っても過言ではないです
それが叶った事で感極まって泣いてしまうのは当然だと思います
やっと…本当にやっと昔と同じ大好きな幼馴染同士に戻れたんですからね
これからはリンネが間違った道に進みかけた時はちゃんと相談するし誰かに頼る
今までのリンネはこれが出来なかったからここまで拗れてしまいましたから
一つの不安がなくなったフーカも心が軽くなった事でしょう
■リンネに懐くウーラ
12話中でリンネに懐くウーラのシーンがちょこちょこ出てたけどウーラはリンネの事を気に入ったのか
マスターであるフーカの大事な親友だしもう張り詰めた空気がなくなったし懐いても不思議じゃない
いつの間にか移動の時リンネの肩に乗ってたりと意外に仲良しになってました
個人的にはその描写をもっと詳しく見たかったけど…
■フーカ帰還
ナカジマジムに戻ったフーカ
その胸元にはウーラがスッポリと収まっています
ウーラ「大変だ収まるスペースがないからずり落ちちゃう!」
この時点でもう決勝は2日後に迫ってるので調整はすぐに始めなければならない
あれだけの試合をやった直後というのに大変だ
まぁほぼ半日は休めたので大丈夫でしょう
ノーヴェも相手が自分のジムの選手であってもフーカを勝たせる為に全力を尽くします
こういう時コーチは大変ですね、自分のジムから2人決勝に出ると
■ノーヴェとジル
やっぱり当初はノーヴェの事を嫌っていたジル
自分がかつて故障で選手生命を絶たれた事で才能がない者が努力して頑張る姿に納得がいっていないと告白
これはジルの中では「自分が目指してダメだったから他の人も同じになる」という事になってます
才能がない奴が努力してるのを嫌悪すらしてたのはある種自分に言い聞かせてた意味もありそうですね
今回の試合を通じてジルの心境も変化しノーヴェの教え方も正しいものと受け入れてます
ノーヴェはノーヴェで子供達が頑張るなら全力でそれを支えたいと思っている
自分が選手になれないからせめて子供達の夢を叶える手伝いをしたいと思っている
ジルとの明確な違いがそこにありました
ジルは結果が全て、結果が悪かったら全てダメ
ノーヴェは結果が悪くてもいい、結果が悪かったとしても努力は否定しない
「それまで費やした努力の時間」に対する価値観が違う2人がここで初めて一致しました
■決勝当日
試合会場にはこれまで登場したモブ選手達が観客席に
そしてナカジマジムの身内達はVIP席に
アインハルト側のセコンドとしてU19トップファイター達が
フーカ側のセコンドとして先輩達とリンネ、ジルが
これには観客も実況も予想外であり(当然ですが)それでもしっかりとフーカとリンネが幼馴染と紹介する実況のプロ根性
『ナカジマジム所属!覇王流フーカ・レヴェントン!参ります!』
過去の因縁を全て片付け決勝に挑むフーカの顔に迷いなし
全ての力をもって師匠に挑むラストシーン
OP主題歌をバックにしたこのシーンで本編が終了
■ED
EDが流れるバックで最初は回想シーンが
サビ部分から後日談のワンカットずつ流れてきます
フーカはナカジマジムのバイトに精を出し
リンネは学校でこれまで見せなかった笑顔を見せ
ナカジマジムにて皆と練習を行うリンネの姿があり
フーカとリンネ、ノーヴェとジルの交流もこれまで以上に増えており
フーカはベルリネッタ家に招待されベルリネッタ夫妻と初めて会い、そして祖父の墓前に花を添える
最終話としては実に理想的な終わり方だと思います
続きを作るにしても作りやすい終わり方であり特にグダグダした終わり方にはなっておらず
こういう形で大円団を迎えられた事に内心ホッとしております
古今は中途半端な終わり方になったり完全にぶん投げた結末にするアニメも増えてますから
1話を見た時は期待半分・不安半分と思っていましたが
全話視聴終えると大満足なアニメとなりました
結局ヴィヴィスト以外楽しみなアニメがなかった程ですから
今までとは違いタイトルから「魔法少女リリカルなのは」がなくなり
なのはやフェイトといった今までの主人公達が一切登場しない作品
これはリリカルなのはの関連作品でありリリカルなのはとは違う作品でもある
そう強く思います
主人公をまったく新しく起用した結果は大成功で終わりましたね
是非とも続編やコミカライズ展開などもしてほしいです
これ以上藤真拓哉を過労死させるのは難しいでしょうから無理ですかね?
PS.
BDのOVA見たいし久しぶりにBDを買いたくなりました