文芸部的なお話

ちょっとだけ裏事情をお話します。

自分がほぼ毎晩リリカル学園文芸部において投下している作品の事です。
その作品の主人公はエリオ・モンディアル
周りに沢山の年上女性がいる中で翻弄されつつ騎士として強くたくましく成長するお話。
笑いありシリアスありで投下し始めた頃はさほど感想など貰えませんでしたが今では皆に激しいツッコミを入れられる程になりました(嬉しい)


そんなエリオですがStS本編ではなのは達御三家やスバル・ティアナの影に隠れていまいち目立てず…。
せめて自分の作品の中で主人公として頑張ってほしいと書いたのですが少し問題が発生しました。
それは「エリオが成長し強くなる」という事。
アニメ本編がスタートした当初は魔導師ランクB〜C程。
なのは達と比べても決して「うわっ!エリオマジで強くね!?」とは言いづらい。
そんなエリオが強くなっていく描写を書くにはどうしたらいいのか。
当時はかなり悩みました。


最終的に自分が出した結論が…。
「エリオが強い武器や魔法を手に入れてパワーアップ」
「どんなに困難な状況でも状況や機転を活かして切り抜ける」
といった展開。
確かに作品としては盛り上がるかもしれませんが(前者の場合)あっさり武器や魔法を手にするのはあまりにもつまらない。
その過程が大事なんだと思うのです。
ウルトラマンレオみたいに敵に負けたら特訓し力を付けて再戦、そして勝つ…といった具合に。


自分の作品の中でエリオが戦った敵を羅列してみると…。
ガジェットドローン、ゼスト聖王ヴィヴィオ、アツェレイ、プレシア、闇の書の闇(防衛プログラム)、マリアージュ
などといった感じ(一部ツッコミ所あるかもしれませんがツッコミは無しの方向で一つ)


見て分かる通り全員一筋縄じゃいかない程の強敵です、というかエリオが勝てる見込み0な人が多い…。
そんな相手と戦ったエリオはほぼ全員につらい敗北を味わっています。
中でもゼストと戦った時は全身切り刻まれて瀕死の重傷を負ってる程…。


けどエリオはその敗北を通して新しい魔法や戦法で戦い切り抜けて行きました。
新しい魔法一つ会得するのに厳しい訓練に耐えたり、傷つきながら一歩前進して少しずつ強くなる。
それを繰り返していった結果、今のエリオがあります。


自分は気付いたのです、ただ簡単に力を得てもそれはただのご都合主義だと。
本当に強くなるにはそれ相応の過程が必要なんだと。
だから自分の作品内においてエリオに数々の試練という名の酷い事を与えました。


「はぁ?何言ってんのこいつ?」と思う人もいるでしょう。
長々と書いてしまったので締めます、これだけ言わせて下さい。


自分がエリオとアツェレイを酷い目に合わせているのは強くなる為の試練。
すなわち「親」としての愛なんです。
決して自分がドSだからという訳ではありません。
<な!何だってー!?