気になるモブ

幼女戦記2話を見ていて思ったのは
冒頭に登場したサラリーマンのおっさん
リストラされた事にキレて主人公をホームから突き落とすという信じられない行動が目を引きました
私アニメとかを見ていると何の設定も考えられてない様なモブキャラが気になる時があります
絶対にその後再登場しないであろうモブがその後どうなったのか、などを考えるのは割と楽しかったりもするのです


で、このモブサラリーマン(略してモブリーマン)


①無断欠勤を何度も行う(常連?)
②会社側が勤務態度の改善命令を出してもそれを無視する


という人間なのですが…
いやこれは会社が普通にリストラして当然の人間ですよマジで
①の時点で社会人として絶対に許さるはずがないですし
無断欠勤が1度だけの場合は厳重注意で済むかもしれません(済まない場合、済まない会社もあるでしょうけど)
でもそれが何度も続いているのは弁護の余地がない
会社にとって従業員との信頼は何よりも大事なものです
それをこのモブはあっさりぶち壊していくという普通なら出来ない事を平気でやってのけます


②はこれはもう会社としては最大限の温情を見せてくれている処置ですね
①の時点で首を切られてもおかしくないのにまだチャンスを与えようというのですから
「ちゃんと反省して次からは改善して仕事をする」
というのを守ればまだ首の皮一枚くらいで生き残れたのに
でもそれすら無視し続けるとなるとさすがに会社は黙っていない
「あなたを継続雇用する理由がどこにある?」
と言われるのは何も間違っていない、ド正論です


普通ならここまで言われたら何も言えずに受け入れるしかない(元々自分の責任で自業自得ですし)
なのにこのモブは逆ギレしてます
「娘の学費がかさむ」「家のローンも残っている」
と言い訳してますが結婚して妻子もいるのに無断欠勤を平気で繰り返す根性が凄いと思います
そして追い詰められたモブが取った行動がこの主人公を電車のホームから突き飛ばすという愚行
単なる仕返しなのか、それとも「この男が死ねば自分のリストラが無かった事になる」とでも思ったのか
真意は分かりませんがどちらにしても愚かとしか言いようがない選択ですね
ちなみに後者の場合リストラを決めたのはこの主人公ではなく会社側(もっと言えば更に偉い重役)でしょうし
主人公が死んだ所で自分の解雇が帳消しになるはずもない
そうでなくとも殺人事件の現行犯で即刻逮捕が目に見えてます


あの現場、主人公がいたのはホームの最前列
そこを並んでる人達を押しのけて前に進み背中を突き飛ばした
これじゃ「つまづいてしまった」とか「殺す気はなかった」と言い訳が通用するはずもない
「悪いのは自分ではなくあいつだ」と言っても真相を知ればどっちに責任があるかなんてすぐに分かる
このモブは最低最悪の一手を選択してしまってます
更に悲惨なのは残された奥さんや娘
一家の大黒柱が殺人を犯して逮捕され、電車を停めた賠償が請求されるのです
家庭崩壊は目に見えてますし奥さんも娘も周囲からの風当たりは冷たくなるでしょう
考えなしに行動した結果自分の首を絞める結果になったのは非常に滑稽としか言いようがない
ついでに言うとそういう風に自分を追い詰めた原因も自分自身にあるのだから笑い話にもならないです


と、長々と今後登場するはずがないであろうモブについて色々思った事を書き連ねてみました
こういう事を考えるのがとても楽しかったりします