【vivid Strike!】#04 リンネ・ベルリネッタ
4話が色々衝撃が走り各地で話題になっていますね
そんな4話はリンネメインで話が進む…おいどうした主人公(フーカ)
■ナカジマジムの練習風景
AM6:25という早朝も早朝な時間帯に頑張るファイター達
2話のフーカの一日の流れを見るにこの日は学校は休みの日なのかな?
ヴィヴィオのシャドーボクシングに合わせて同じ動きをするクリスが可愛い(今回の数少ない癒しポイント)
しかしアインハルトは中学生、ヴィヴィオ達は小学生なのにミットの打ち込みやサンドバッグの打ち込みの音がいい音出してるな…
コーナーポーストに立って時間の合図を示すティオがとても癒されます(今回の数少ない癒しポイント)
■私立ブルゲローニ学院中等部
現在のリンネが通う学校でありトップファイターである事はクラス全体に知れ渡っている様です
ですがそのクラスメイト達からのリンネへの印象は「怖い」という点のみ
相手選手を病院送りにしたという事実は恐怖心を与えるには十分な要素ですからね
クラスメイトもどこか一歩引いた喋り方をしているのが距離を置いている証拠です
これがリンネの取った選択
強ければ誰にも馬鹿にされる事はない
その結果が学校での孤立に繋がっている
今のリンネはそれで満足しているからいいでしょうけど
■「リンネがあんな風になった理由」
知り合いに調べてもらったというがいったい誰なんだろうなノーヴェ
まぁ身内だろうけど
しかしこの後のシーンでも思ったけど個人情報のセキュリティがザルすぎる…
ちょっと調べればすぐ分かるとかこの世界のプライバシーはどうなっているんだ
リンネが起こした傷害事件がそのまま隠し通せる訳じゃないのは当然の事だからか
ちなみにSSXでは管理局のデータベースにある元ナンバーズ達の犯罪履歴
これを閲覧出来るのはある程度階級が上の局員のみとなっている
ルネが閲覧しようとしてブロックされたのをギンガが解除しているシーンがあります
さすが管理局のセキュリティだ!何ともないぜ!
■ベルリネッタ家
リンネを引き取ろうと思ったのは1人の老人
孤児院の子達が雪道の雪かきをしている所に偶然通りがかった紳士の目に止まったのがきっかけ
とても優しい両親にとても優しい祖父を得てリンネは1人幸せな家族を得る
この後に起こる悲劇をリンネはまだ知らない…
■私立ロズベルグ学院初等科
リンネが最初に通っていた学校
現在通っている学校が違うのは転校したからになりますがそこに至るまでの展開が凄く重たい
そしてベルリネッタ家の子と知られて一躍人気者になったせいで3人の生徒に目をつけられてしまう
思ったけどこの3人のイジメっこどうも学校を牛耳ってる様子がないんですよね
かと言ってクラスを支配しているような様子もなくただの3人組という印象しかない
なのに何故あそこまで執拗で陰湿なイジメを繰り返せたのだろう
実は親がPTA役員をやっていて教師も逆らえない
という設定があったらこの3人の行動にもある程度説得力が生まれるのですが…
■イジメ3人組
どうやら3人の目にはクラスの人気者になったリンネが気に入らなかった様子
そこからイジメに発展するのは約1年経ってからになります
翌年の体力測定でリンネの身体能力が一流のアスリート並である事が判明
同世代の子をはるかに凌ぐ数値は教師も両親も驚いています
ですがその事実が3人組のイジメを実行させるきっかけになるのは皮肉な話
その後リンネの素性が普通にバレているのは本当にセキュリティがかかってないのを明らかにしています
養子であり親無しという事実はイジメをするのに十分な大義名分を得たと思っているのが子供故の思考
1話でも思いましたがどうして孤児であるだけでそこまで蔑まされなければならないのか
■リンネへの仕打ち
リンネの持ち物を傷つけたり机を目立つように傷つけたりトイレの個室に入っている所を上から水をかけたり
はっきり言ってそのイジメの内容は目立つものばかり
なのにクラスメイトは気にかける様子も心配して声をかける事もしていない
リンネを擁護する事で自分が次のイジメの標的になるのを恐れたのか
こういう所は変にリアルすぎて見ていて辛い時間でもあります
■決定的な暴行
リンネの宝物であるブローチを奪い壊した挙句トイレに捨てる
これだけでも許される事ではないのにリンネを羽交い締めにして殴る蹴るの暴行
そしてリンネの携帯にかかってくる緊急の着信
これは祖父の容体が急変した事を知らせる両親からの電話
なのに携帯を奪いわざと踏み壊すのは本当に性格が歪んでいる
直後に両親が学校に電話をして校内放送でリンネを呼び出したのは行動が早い
恐らくリンネに何かあったのではないか察したからだと思いますが
最後はリンネの顔に蹴りを入れて気絶させてしまい慌てて逃げ出すのが実にリアルな子供を描写しています
やり過ぎた事に顔を青ざめて慌ててその場から逃げるとか後先考えていないのがよく分かる
そんな事をしたって物的証拠はあるから逃げられるはずがないのに
(破壊された携帯、これは両親にもイジメを気付かせるきっかけにもなります
そしてリンネの顔に出来たアザはもう隠し通せるものではない決定的な証拠となる)
■祖父の死
元々病弱だった祖父が容体が急変し治療の甲斐なく亡くなってしまう
大好きな祖父の死に目に会えなかったリンネが絶望するのは当然と言えます
そしてそんな結果になったのは自分のせいだと自分を責める
自分が弱いせいでこうなったと、自分が強ければこんな事にならなかったと
祖父の死をきっかけにリンネは完全に吹っ切れた
■朝の報復
3人組はあんな事をしてもまだ楽観していられるのが逆に凄い
リンネもビビって親に何も言わなかったから自分達のした事が明るみに出なかったと何故そこまで気楽に物事を考えられるのか
リーダー格のおかっぱの少女は右手首を握り潰したあと肘を折る
眼鏡の少女は顔面をロッカーの壁に叩きつける
そばかすの少女は顔面を蹴飛ばす
最後にリーダー格の少女の頭部を踏み潰す
執拗なまでに頭を狙った一撃で3人組を瞬殺するリンネはもはや笑顔はありません
特に眼鏡に関しては鉄製であろうロッカーの壁が顔の形に丸くへこんでいる辺り相当強く叩きつけられたのでしょう
そばかすに関しては顔面を全力で蹴飛ばし流血の量が酷い事になっている
ちょっとこのシーンのSEが重々しい
確実に骨は逝っている音が何度も聞こえてくるのはリンネが手加減せず本気で殺しにかかっているのがよく分かります
逆に言えばそれだけリンネの怒りが込められている、と
イジメを受ける主人公は数あれどここまで圧倒的な力で報復する主人公は珍しい
でも3人組はリンネの事を格下だと見下していたのでこうした力で理解させるのはとても分かりやすい手段でもあります(良い悪いは別にして)
一度でも肉体的に刻みつけられたらそれは記憶に一生残り続けるのでこれで3人はリンネをイジメる事はなくなるでしょう
(この3人がこの後も学校に通えたらの話ですが)
これだけの展開をした後に流れるEDテーマの緩さが逆にありがたい
「CMの後はみんなで歌おう!」というシンケンジャー終盤の重苦しさに似ているけど
■NEXT#05「ウラカン」
4話が終始重苦しい展開だっただけに最後の数分が怒涛の勢いで進む展開でした
しかしあれだけボッコボコにされた3人組に対して「うわぁ…」って思う事はあっても同情の念は一切湧いてこない
それだけ3人組はリンネに対し酷い事を繰り返してきたのでこの報復は当然の報いだと思います
もし5話の冒頭で3人組が教師や他の生徒達に自分たちが被害者だと訴えても信じてもらえる事はないのではないでしょうか?
何故ならこれだけ騒ぎが大きくなった以上リンネは自分に起きた事を打ち明ける必要があります
そうなると今まで受け続けてきたイジメも明るみに出る訳ですからね
何よりリンネの携帯をわざと壊して気絶させる程蹴飛ばすのは弁護の余地がないですから(他の事はまだ「ふざけていた」とか「遊んでいた」で済むかもしれないのに)
と、イジメの内容が妙にリアル路線で見ている人の心にどこかダメージを与えそうな4話でした
こういうイジメっこって取り返しのつかない事態に発展したら途端に自分は悪くない事を主張するものです
ただ遊んでいただけだとかそんな事をするつもりはなかったとか必至に弁明しますし
リンネが転校した理由はこれが一番の理由でしょうね
同じ学校にい続ける事は難しいでしょうし両親の計らいで転校させたのだと思います
そしてこの事件が起きたのが2年前、フーカが格闘家デビューしたのがおよそ1年半前
つまりこの事件の半年後には既にフロンティアジムで格闘家としての才能を見せていたという計算になりますが
ミッドチルダは優秀な人間に対してはどんな罪でもお咎めなしな世界だから無罪放免されたのか
もしくは両親が金と権力で揉み消したのか
あるいは3人組の非道な行いが非難されて正当防衛が成立したのか
ここら辺は5話のアバンで描写してくれると嬉しいものです
そして5話はついにフーカのデバイスが登場
「ウラカン」というのはそのデバイスの名前なのか、それとも別の単語なのか
明らかにアインハルトのデバイスであるティオをモデルにした白猫(白豹)なのが可愛い
予告を見たら耳がドッグイヤーよろしく折れているのがまた可愛らしさをアピールしている
4話で沈んだテンションを上げる為にも早く見てみたいですね
追記
予告でノーヴェが「誰にでも過去はある、アインハルトだって昔はなぁ?」って言ってるがおーいノーヴェー!