【vivid Strike!】#03 挑戦

色々と話が動いた第03話
今まで不明だったリンネの内情とかが見えてきています


■ベルリネッタ家
 ベルリネッタ・ブランドという大手ファッションメーカーの社長夫妻の養子となったリンネ
 その家族仲は極めて良好でどこにもでもいる幸せそうな家族でした
 私の予想は大きく外れてしまいましたね…
 私はこの両親の存在がリンネの性格が変わる原因と思いましたが


 養子という事を忘れさせる程の普通の仲良し家族
 娘の格闘技の試合を見に行けなくて残念がる両親もとても優しくてリンネは幸せそうですね
 自分専用のトレーニングルームに機材を与えられている事からも親の優しさが伺えます


 そして屋敷に飾られている大きな写真
 今は亡きリンネの義理の祖父でありリンネが大好きだった人
 この祖父の存在がリンネの人格形成に影響を与えているのはほぼ間違いないと思います


■フロンティアジム
 全国で展開している超大手の格闘技専用ジム
 U15選手を多く輩出している名門中の名門ジムという事に
 そんな中でも約1年半でランカートップに君臨したリンネの才能の高さが伺えます


■ジル・ストーラ
 リンネ専属のコーチでありリンネの人格を変えた要因の一人
 その教育方針は「才能ある者がない者を徹底的に蹂躙するべき」というある種異常にさえ思える思考
 試合をした相手に対して心を折るリンネの発言はこの人の教育による所が大きい
 今の所何故そんな教育理念を持っているかは明かされてませんが結構根が深そう


 そしてノーヴェと教育者同士仲良くしていこうとは言いつつも腹に何か黒いものを抱えている様子
 ノーヴェに「後で取材来ると思うから受けてあげて」と言っていたのに実際来たのは中継カメラ
 分かっていてハメたのなら相当性格が悪い人ですね
 というより「自分の教育方針を受け入れない奴は敵」と思っていそうな所が


 そんなジルにとってリンネは格好の素材だった訳で
  

■フロンティアジムvsナカジマジム
 リンネvsヴィヴィオの試合の前にやったテレビの対談番組で教育方針の食い違いがあったジルとノーヴェ
 番組や視聴者は「リンネとヴィヴィオの試合で勝った方が正しい」という空気を作ってしまったからさあ大変
 結果としてはヴィヴィオが勝った以上番組や視聴者的にはノーヴェの教育方針が正しいという事になってしまってますが


 才能の塊でどんな相手もワンパンKOし続けてきたリンネが
 格闘家としては向かない=格闘家としての才能がないヴィヴィオに負けた
 というのが最高に皮肉めいています
 これはジルの教育方針を否定どころか完全に根元からへし折ってる結果ですし
 本人達はそうじゃないと思っていてもジルの内心ではきっとぐつぐつ煮えたぎるものがあったのではないかと


 そもそもVividにおいてヴィヴィオ
 「格闘家ではなく中衛・後衛で才能を発揮するタイプ」とはっきり言われている
 言い換えれば「ヴィヴィオは格闘家には向いていない=格闘家の才能がない」という事になります
 つまる所仲間とチームを組んで前衛メンバーを活かすタイプなんですね
 それでもヴィヴィオはあくまで格闘家としての生き方にこだわり続けている
 才能がないと言われても大好きな格闘技を辞めるつもりはない
 ある意味ヴィヴィオとリンネは正反対なんですね
 格闘技への見方も思いの方向性も


■ワールドランク8位 キャリー・パーシル
 恐らく今回のみ登場のモブキャラなのにしっかりと変身シーンまで用意されているという高待遇
 それ故に今回成すすべなくリンネに敗北したのがつらい
 リンネの発言によって格闘家を辞める展開になりそうなのが特に
 実力から言ってヴィヴィオミウラにも劣らない強敵なんですが…


■「お疲れさまでした、8位の人」
 こいつ対戦相手の名前まともに覚える気がねぇ…
 それ所か試合直前まで選手の事を見てすらいない(恐らくVIP席にいるアインハルト達を探していたと思いますが)
 確かに才能あるし強いのは間違いないけどそれ以外ではマナーも何もあったものじゃないですね
 これ実力者だから許されてるんじゃないかってくらいアウト・オブ・眼中スタイルだわ
 自分よりも弱い相手は名前を覚える価値すらないと思っているのだろうか
 でも挨拶してくれた相手だからちゃんと試合後も言葉を交わしたというのがあったので悪い子じゃないんだろうけど


■リンネ・ベルリネッタからの挑戦状
 前回の私の予想はハズレでしたね
 むしろ試合の申し込みという意味の方が合っていたという
 こうして観客達の前で中継カメラを入れる事で断らせないのはジルの差し金でしょう
 ある種リンネという選手の絶好のPRの舞台でありアインハルト達を打ち負かせばジルの教育方針は間違ってないと証明される事ですし
 まぁそうは言っても既にヴィヴィオに負けてる時点で教育方針云々の話は終わってるんですが


■リンネが変わった理由
 これはどこにでもよくある話
 養子になってから通っている学校でのイジメが原因でした
 元々天涯孤独の身の上で貧乏暮らしだったリンネが急にお嬢様学校に通ったらそういう扱いを受けるのは納得ですが
 そこでのイジメに加えて大好きだった祖父の死(老衰か、病死か)がリンネを大きく変える事になりました
 自分がイジメられるのは弱いからである
 弱いのなら強くなるしかない
 強くなれば自分をイジメていた者も自分を認めるはず
 そうして始めた格闘技の世界でリンネは才能を発揮しどんどん勝ち続けていった
 イジメを受けているなんて子供は親に報告出来ないですから誰にも言えなかったんでしょう
 フーカは辛い時は一人で泣くなと言ってましたけどそれが出来なかったから今に至る
 (リンネが自分の家柄を利用して気に入らない奴を亡き者にしようと企むキャラじゃなくて良かったな>イジメてた生徒達)


 そりゃリンネにとっては格闘技は楽しくないわ
 ヴィヴィオ達と違って格闘技の面白さとかは感じてなくて強さの証明の為に格闘技やってるんだから
 強くなる事を求めているけど格闘技の面白さは求めていない
 その上で圧倒的な実力を持っているのがまたタチが悪い
 フーカはそんなリンネを変えられるのか


■リンネが変わった理由その2
 フーカの存在もリンネの性格を変えた要因の一つだった事が明らかになりました
 孤児院暮らしの時からずっと自分を守ってくれていたフーカは明るく誰からも好かれる人気者(恐らく孤児院の中で、の話でしょうけど)
 その点自分はフーカにずっと守られてばかりで誰からも慕われる事はなかった
 学校でイジメに会っている時フーカはいない為自分を助けてくれる者は誰もいない
 ずっと守られてきた自分はフーカがいないと単なる弱者でしかなかった
 そんなコンプレックスから強さを求めるようになったとも言えます


■「私はもうあなたより強いんだから」
 堂々とこんな事言ってますけど
 リンネがフーカを打ち負かした1年前はフーカはまだ格闘技も始めていなかったド素人
 片や自分は専属コーチの教えを受けてメキメキ才能を発揮していた格闘家
 強いのはまぁ当然なんだけど比較するのはそこなのかと思わざるをえません
 今現在の事を言っているのなら今のフーカを見てもいないので少々傲慢な物言いになっています
 1年ぶりに再会したフーカを前にして自分を抑えられなくなっていたのでしょうか


■NEXT#04「リンネ・ベルリネッタ」
 リンネという少女がどんな過去を生きてきたのか少しだけ分かりましたが
 まぁ…お嬢様学校でも普通にイジメがあって変にリアルでしたね
 しかもイジメの内容が陰険で悪質すぎる
 こんな経験をしたらリンネが変わったのは仕方がないと言えますが
 それが今後どうなるのか
 残り9話でウィンターカップでの決着までつけるかどうかが心配ですね
 ペース配分を間違えずにやりきってくれたら言う事なしなのですが


 そして予告画像にまで藤真絵で描かれる8位の人の扱いの良さに俺が泣いた
 今後再登場しないのならこれが手向けだとばかりの高待遇ですね