第19話 ゆりかご

『一番重症なヴァイス』
 冒頭からいきなり集中治療室で意識不明のヴァイスが登場
 そこへ見舞いに駆け付けたアルトは現状の報告と労いの言葉をかけてます
 機動六課のヘリは大破したけどまだ予備機はあるので2代目ヘリパイロットはアルトが担当する事になりました
 StSコミック1巻で色んな資格を取得していた伏線がここで回収されましたね(ヘリパイ資格も取りたいと言っていたので)


『落ちついてゆっくり休んでて下さい』
 訳:ヴァイス陸曹の出番は私がもらったからもう出なくていいですよ
 と言わんばかりに気合の入ったアルト、ヘリパイ専用のジャケットを纏って数名の仲間と共にヘリに
 え?このアルト以外の男性陣は誰?まったくもって設定が分からない…特に描写しないならここはアルトが決意新たにヘリに乗り込むシーンでも良かった気が…


『L級巡航船「アースラ」』
 かつてはリンディさんの搭乗艦であり今では廃棄を待つだけとなった老朽艦が再び空へ
 アースラの操舵士はルキノ、機動六課配属前はクロノの部下としてアースラの事務員で勤務していた彼女が再びコクピット
 ここもStSコミック1巻であった設定ですね、というか他にアースラの操舵が出来る人がいないのが一番の理由っぽいけど…
 でも改めて思うけどルキノ地味だなぁ…本編でまともに喋ったのってもしかして初?
 ヴィヴィオ登場回でロングアーチスタッフBあたりで声が出てたと思ったけど…
 そんなアルトもForceに至る頃にはグリフィスと結婚してるのかぁ…
 なんだか地味キャラは早くゴールインする法則でもあるのだろうか?


『アースラ艦長・八神はやて
 部隊長であるはやてが立場上艦長に(と言ってもあくまでアースラは動く拠点なだけで艦長職に就いた訳じゃないけど)


 地上本部もようやく情報などを公開しましたね、記者会見してます
 ただこの事件の捜査は全て地上本部だけでやるのごり押し
 まぁレジアス中将にしてみたら本局が絡むと都合が悪いからねぇ…
 そのおかげで本局からの戦力増強は期待出来ず…悪い方向に向かいすぎだ…


『本局所属の機動六課にも情報は公開されません』
 そう言えば六課は試験運用部隊だから本局所属扱いだった…すっかり忘れてた設定だ
 しかしそこは部隊長、子供の屁理屈の様な言い訳で乗り切ります


 はやて「スカリエッティや戦闘機人捜査しとるんやないよ?レリック捜査してて偶然スカリエッティや戦闘機人と鉢合わせしたんじゃそら戦うしかないなー」


 すげぇ…なんという超理論だ
 はやてが久しぶりに仕事してる…凄く頼もしい


『スバルは本局でメンテナンス中』
 マリエルに付き添ってもらってスバルの身体は完全復活
 しかしこの話で一番納得出来ないのがここですね
 何でスバルが全裸じゃないんですか?
 普通女性はメンテの時全裸ですると相場が決まっているでしょう?


『よく出来たデバイス、その名はマッハキャリバー』
 我を忘れ暴走したスバルが無茶をやったせいでマッハキャリバーは大破
 待機状態でも痛々しいヒビが残っている状態
 スバルも相棒に対して謝罪しますが逆にマッハキャリバーが謝罪するときました
 スバルの全力に応えられなかったから自分が悪い
 というのがマッハキャリバー理論、なんてよく出来たデバイスだ!
 マスターより考えが人間らしい…えぇ子や…


『修理ついでに強化システムのプラン自分で考えちゃったのよ』
 自分で自分の強化案を考えるとかどんだけだ…と思ったらA'sでレイジングハートバルディッシュも自分でカートリッジシステム乗せろって懇願してたっけ
 魔力消費1.4倍、本体重量2.5倍
 というのがマッハキャリバーのプランを採用した場合のデメリット側になります
 それを「これくらい楽勝!」といい笑顔です


 StSにおいて間違いなくマスターとデバイスの関係が深まったのはスバルとマッハキャリバーですね
 最高のコンビですよマジ


『さりげなくなのはさんの隣を浮遊するレイジングハート(待機状態)』
 ってあんたStS時代から自立飛行出来たんかい!?


『使わないよ、ブラスターは私とレイジングハートの本当に最後の切り札だからね』
 これは俗に言う使わない使わない詐欺ですね


 イアン「刹那!出力安定しないからトランザムは使うなよ!?」
 刹那「了解!」
    ↓
 刹那「トランザム!」
 イアン「やりやがった!?」


『師弟仲良く鍛練中』
 アースラ内の訓練場(?)においてエリオがシグナムに稽古をつけてもらっている最中なのですが…
 ちょっと待てエリオ、お前右腕骨折くらいしてなかったか?
 他の負傷者もそうだけど回復が早すぎる様な…ってか六課襲撃から何日後なんだろう?


 ちなみに鍛練中だけどシグナムは制服のまま、騎士甲冑にすら身を包んでいない
 ここがエリオとシグナムの実力の差ですね
 息一つ乱れていないシグナムに対しヘトヘトのエリオ
 シグナム曰くかなりの成長速度を持っているけど大丈夫なのかしら?
 病み上がりでこんなキツイしごきを受けて後で反動がドーン!とくるのがお約束…あ、それなのはさん
 でも「思考と行動の瞬発力がある」というシグナム師範代の言葉でアレルヤとハレルヤの超兵コンビを思い出してしまった…
 いつかやってみたいな、アツェレイ深紅ならちょうど出来そうなネタだし


『今週のCM担当はリリィ』
 マテ子、フロ姉妹、ユーリと続いて今週はリリィが登場
 順調にGOD組が揃ってきてますね、来週あたりはトーマがきそう…
 でもエリオ…エリオはいつ来るんだ…


アイキャッチはライトニング分隊仕様』
 キャロ「ちょっと待てやこら」
 と、キャロだけハブにされてるけどメインはエリオだしいいよね?


『守護騎士システムそのものの異常』
 数年前から兆候は現れていた守護騎士システムの異常
 魔力供給もシステム復旧も段々出来なくなっているのはヴィータも言ってましたけど段々と人間に近付いていってるという事ですね
 その変化は喜ばしくもあり不便だったりと色々あります
 特にシステム復旧に関しては万が一の時もはやてがいればすぐに元通りの状態に戻るというのがなくなる訳で…
 それでもヴィータは心なしか嬉しそうに思えます
 「普通の人間」に近付けた事、それが嬉しかったのでしょう、何気に気にしていたのでしょうか?


 ただ時が過ぎる事約5年後にシグナムは生死の境を彷徨う重傷を負ってしまいますがその頃には完全にシステムが切り離されたとみていいのでしょうね
 もしシステム復旧が出来たなら速攻でシグナム復活してた訳ですし


『心配性で料理が下手な湖の騎士』
 あ、やっぱりStSでも料理の腕は向上してないのねシャマルさん…


『ナンバーズ、アインヘリアル襲撃』
 それまで動きを見せていなかったナンバーズが動き始めました
 手始めに行ったのが地上本部の切り札とも言うべきアインヘリアルの破壊(と、その防衛にあたっていた武装隊の殲滅)
 少し前のレジアス中将の話では1、2号機は既に完成済みで3号機がもう少し
 という所だったはず、つまりは現状でも最低2機は稼働出来ていたはずだけど…


 あっさり陥落されてしまいました…
 これはアインヘリアルが期待外れだったのか、それとも戦闘機人の方がマジパナイスペックだったのか
 倒れた武装局員の頭を踏みつけるウェンディがまたえげつない…
 この時ウェンディは「データ蓄積」と言っていますがナンバーズ全員にそれが行われたおかげで動きが段違いになった様ですね
 画面上には16人の武装局員が倒れていたから少なくともそれ以上をウェンディ、オットー、ディードの3人で壊滅させた事になります


『そう思わねッスかオットー、ディードー?』
 そう呼びかけられて速攻そっぽ向く双子に吹いた
 この場面はStSコミック2巻を読んでいるとその理由がよく分かりますね(この時点で双子はウェンディの事を尊敬の対象として見なくなった)
 ウェンディよ、「こいつら苦手ッス」とは言うがそういう態度にさせたのはお前だぞ?


『他のナンバーズ達もアインヘリアルをあっさり陥落』
 トーレ、セッテ、ノーヴェの近接組3人がアインヘリアル2号機を陥落させました
 こちらはこちらでかなり戦闘力が高いトリオですね
 高速移動可能なトーレとセッテに縦横無尽に動き回るノーヴェは武装隊も抵抗する間もなくやられた事でしょう…
 特にこの3人は余計な感情とかなしに無慈悲に敵を殲滅しそうだし


 そして1号機はクアットロ、セイン、ディエチのバックストリオが陥落させてましたね
 でも純粋な戦闘要員がディエチだけってのも問題がある気がする…
 セインの主な役割は潜入・工作と言った裏方だし
 クアットロはハッキングや幻影で敵を惑わす系だし
 恐らくディエチのヘヴィバレルで一撃必殺で撃ち抜いたか
 もしくはクアットロのISで敵を撹乱し、セインが爆弾を投げつけて武装隊を倒し、ディエチがアインヘリアル本体を狙い撃つ
 という戦術かと…
 いくら熟練でもせめて近接型を1人でもこっちに入れてほしかった、ノーヴェとかさ…
 まぁそれでも問題なく任務を遂行するあたり戦闘機人やっぱパネェわ


『侵入者=無限のわんこ達』
 スカリエッティのアジトらしき場所に潜入していたのは無数に発生したヴェロッサの猟犬達でした
 この猟犬、古代ベルカのレアスキルらしいですがどんな能力なんでしょう?


 ・複数(無限の猟犬の名前の通りなら無限?)発生させ同時に操る事が出来る
 ・潜入と捜索、調査などが本体(ヴェロッサ)が離れていても遠隔操作が行える
 ・猟犬が攻撃を受けてもヴェロッサにダメージは無い(猟犬が消されてもすぐに出せる)


 画面を見た限りで猟犬の性能はこれくらいでしょうか?
 ヴェロッサの本人に対して何のデメリットも明かされてないから普通にチートレベルの能力だ…
 何しろ術者は離れた場所から高みの見物が出来るってんですから
 後方支援とかサポート的にはこれ以上ないくらい強力ですね


『あんまり戦闘は得意じゃないけど…』
 やっぱり後方支援型で戦闘行為は得意じゃなかったヴェロッサ、それでも「これくらいなら…」と言えるあたりまったく戦えない訳ではないご様子?


 だけど侵入者を速攻撃退・外にいる本体を中と外からガジェットで取り囲むなんて凄いセキリュティだ…
 間違いなくスカリエッティのアジトのセキリュティはALSOKだな(キリッ!)


『あなたとカリムを守るのが私の務めですから』
 シスター服から一瞬で騎士服に身を包んだシスターシャッハ
 護衛というポジションならこの人以上に頼もしい人はいないですね
 考えてみれば近接戦を得意とするシャッハ(しかも移動系で瞬時に接近・離脱も可)と後方支援のヴェロッサのコンビは相性がいい…
 この2人がスカリエッティのアジト散策にあてられたのはむしろ自明の理だったのか


『アースラ内のブリッジにおいて状況確認中』
 というかアースラのブリッジってこんなに広かったのか?
 ロングアーチスタッフ用の椅子と椅子の距離がえらい離れてる気が…


 と、戦闘機人達の動きを確認している所へヴェロッサからの通信
 映像で文字通りガジェット相手に無双するシャッハが映って吹いた、マジでシャッハ1人でいいんじゃないか?すぎる…
 そして本局からの増援が期待出来ないので聖王教会から増援を送ってくれる事になりました
 さすがカリム達だ!持つべきものはコネクション!


『…………ギン……姉』
 戦闘機人達が地上本部へ向かう映像が届きましたがそこに映っていたのはかつての姉
 戦闘機人専用のスーツを身に纏い他のナンバーズと共に滑走するギンガの姿でした
 これはスバルの精神に大ダメージ!効果は抜群だ!
 とりあえず「生きていた」という事が分かっただけでも安心すべき所でしょうがそれよりも敵として出てきた事にショックですね
 かつての味方(それもフォワード4人より強い)が敵として出てくる、戦況としてはかなり悪い方向に向かっています


『まだまだ来るよ、ここに留まるのはキツイかな?→なんの!まだまだ!』
 周囲に瓦礫と化したガジェットⅠ型の山が…これほぼシャッハ1人で築き上げた山か…すげぇ…
 しかも本当にまだ戦える余裕持ってるし、どんだけ脳筋なんだシスター


『復活のゆりかご』
 スカリエッティが待ち望んだ瞬間がいよいよ来ました
 当てつけなのか地上本部やら機動六課やらにライブ映像を送ってまでその瞬間を立ち合おうとしています
 そしてゆりかご浮上
 その巨大さはアースラなんて目じゃありません、戦艦というにはあまりに大きすぎるゆりかごは見る者を圧倒しています
 あとこのシーンでヴェロッサがシャッハを抱き上げながら浮遊していた所を見るとシャッハは飛行出来ないご様子
 シグナムをタクシーで運んでたけど自分は飛ぶ事は出来ないのね…


 古代ベルカの時代においては一度は世界を破壊した程の兵器であるゆりかごは聖王教会にとっても危惧すべき対象
 それが復活してしまったらもう止められません


 「す、すげぇ…世界が終わっちまう訳だぜ…」


 余談ですがゆりかご浮上の際無数のジライオー達が崖に張り付いたりして電気ビリビリしてましたけどあれ何ですかね?
 電気ビリビリして地盤を緩くさせて地中深く埋まったゆりかごが浮上しやすくする
 といった感じでしょうか?まるでセミの様に垂直に張り付く姿を見てちょっと和んだのは内緒の話


『待ち望んだ主=ヴィヴィオ
 泣き叫ぶ事しか出来ないヴィヴィオの映像まで律義に中継してくれてますスカリエッティ
 これは機動六課側にとって手痛い精神攻撃、特になのはさんには効果は抜群だ!
 でもこれ微妙にスカリエッティの死亡フラグなんですよね…相手があのなのはさんですし
 もうなのはさん魔王に覚醒しかけてるよマジで



前回の敗北後のインターバルも終わりいよいよ物語は佳境に
後半戦のスタートです(え?遅い?)
ここまで見続けた側としては管理局側の失態が大きく目立つ印象でしたね
レジアス中将がどんどん追い込まれていくのが見ていて面白い
初登場時はもの凄いガンコオヤジ的な印象だったのに落ちる所まで落ちるとは…
機動六課も復活してこれから巻き返しを図る事になりますが事態は割と追い込まれ気味
何せ戦闘機人が合計13人、ルーテシア(ガリュー)、ゼスト(アギト)、そしてスカリエッティ、あと大量のガジェット達
これだけの戦力を備えた敵と一戦交えるのですから分が悪いなんてものではない
しかもご丁寧に分散されるとこちら側も必然的に戦力分散を余儀なくされる訳ですから


次回以降の話の進め方を楽しみに待つとしましょう